プロレス

Ryo-hei2005-06-04

 寝ぼけてトイレに行こうとしたら冷蔵庫を開けていたどうも、僕です。もちろんするまでは達してないです。レイさんにはまだまだ及びません。開けて何やってんだろと正気に戻りましたけどね。お母さん、僕は元気です。
 最近、新日がイタリア遠征を行いました。俺から見ると日本でもだんだんと息を吹き返しつつあるプロレスですが、イタリアではかなりの人気があるみたいです。オッサンイタリアンは日本のクラシックなプロレスに沸き上がり、イタリアンチャイルドはタイガーマスクに大合唱。日本のプロレスや漫画タイガーマスクはイタリアでも人気なんですね。翌日の地元紙では一面扱いですよ。それに比べ日本においては息を吹き返しつつあると言っても、所詮は深夜枠。
 戦後はあんなにも日本の原動力ともなっていたプロレス。敗戦の悔しさを胸に日本人レスラーがアメリカンレスラーを投げ飛ばす姿に奮起。無敵のはず力道山が飲み屋で暴力団に刺されて死亡したというニュースに、次の日学校を休む子も多かったはず。それを受け継いだ猪木や、ジャンボ鶴田、藤波といったカリスマがゴールデン枠で抗争を繰り広げ、プロレスのヒールは日常生活でも石を投げつけられることもしばしば。日本全土で盛り上がってました。タイガー&ドラゴンなんて三沢光晴と藤波辰彌のことですよ、ドラマフリークさん!!ですが、今は女子プロなんて興行時の場代も滞納する始末。月曜の夜にあっていた全日の番組も露と消えてしまいました。
 何故でしょうか。やはりプロレス業界を取り囲む”やらせ疑惑”にあるのでしょう。最近の若者は俺も含め変にこだわりを持ってるのでしょう。大体は中途半端ですが。んで、やらせは受け付けないと。確かにやらせはあると思います。全部が全部ではないですが、技を受ける際にわざと受けたりやひどい時には勝敗まで。WWEに限ってはやらせを公言してますし。でもWWEの場合、プロレスではなくスポーツエンターテイメントをしているんだと言い、プロレスラーをスーパースターと呼びます。んで、世界各国でテレビ中継してるんですからスゴイ。やらせだなんだと、んなこたープロレスファンの人はみんなわかってます。
 技を受けるにせよそれでも立ち続け、次は俺の技を受けろよと。それの応酬で立てなくなったらお前の負けだと。それでも立ち続ける相手。なんだお前は男じゃねーか。それに敬意を称して最後の切り札の必殺技をエグイ角度で決める。1,2,3。これが男のガチじゃなかったら何がガチなんだと!
 確かにK-1やプライドやその他のバーリトゥードはわかりやすいガチであるし、プロレスラーはそこに行くと負けるかもしれません(桜庭とか高田とかは成功してますがね。『プロレスラーはホントに強いんです』には泣けてきます)。だけどK-1やプライドの選手がプロレスで闘ってあそこまで観客を沸かせられるでしょうか。あのガチの応酬に耐えられるでしょうか。数々のガチの格闘技の中で最も男臭くて夢を与えるガチ、それがプロレスなんだと思います。
 でもまー、NOAHは7・18に三沢対川田のドリームマッチを掲げて深夜ではありますが異例の2時間半テレビ中継を検討されてるくらいですし、日本でもプロレスが息を吹き返しつつあるのは確かです。嬉しい限りです。プロレスをあんまり見たことない人は是非是非見ていただきたいです。