疎通レディオ

Ryo-hei2005-09-05

アルフレードー、アルフレードー!”
 ここで”トトー”と返してくれた方は、おわかりのようで。一昨日の深夜映画で”ニュー・シネマ・パラダイス”を見ました。僕はこの映画を見るのは2回目でしたが、あの音楽、”アルフレードー”と巻き舌交えて呼ぶトトの声。いやー何より和み、何よりほくそえんでしまう。最後のフィルムのシーンでは、どんな映画を見ても泣かない自分でもジーンときてしまいます。いや〜映画って素晴らしいって思えるような映画です。
 何だかんだでこの夏休みはよく映画を見ています。他にも、日本バンドマンのバイブル”アイデン&ティティ”、世界最大フェスのドキュメンタリー”ウッドストック”などなど。後日の下りで使おうと思っているんで、ここでは書きませんがとても良いサムシングでありました。
 毎回の事ながら今日もバイト終わりの朝6時。パチ屋バイトも楽じゃありません。耳にインカムと呼ばれる無線を着けながら、鍵をジャラジャラホールを徘徊。お客さんの対応をしながら、耳では社員さんのお咎めやバイトの由無し話を聞き答え。2つの世界に身を置きながら、両方を飄々(ひょうひょう)と渡り歩く。LET'S WORK,LET'S WORK。

 日頃インカムを嫌い、あまりインカムを入れない自分も、今日はビビッて自らインカムを入れました。それは二階のホールを回っていて、エスカレーター前でお客さんをお出迎えしていた時。”いらっしゃいませー、本日はCR月光仮面がオススメになっておりまーす!”みたいに半ば叫んでいたのです。一段落して目を下に写した時、今まで見たことのないような光景を目の当たりにしたのです。・・・1000円札がエスカレーターでゆっくりと上ってくる。そりゃー僕もバカじゃありませんから、それがお客さんがエスカレーターで1000円落としたんだくらいすぐわかりましたよ。けど、目で見たものを頭の中で文章化した時に、とてつもない違和感とおかしさがこみ上げてきたんです。”1000円札がエスカレーターで上ってくる”すぐさまインカムを入れましたよ。”あっ1000円が・・・1000円がエスカレーターで2階に上がってきます!”半分笑いで口が回らなかったんですけど。これはみんな笑ってくれると思ったんですが・・・。温度差って奴ですよ。反応してくれたのは独り。”・・・今のちょっと面白かったんだけど”
 おい、それだけかよ!俺にとってみれば、頭のヴィジョンでは浦安バリの劇画タッチに、顔をくしゃくしゃにしてコケル小鉄。そりゃーもう、”アイフルー!”とか言いながらコケテますよ、浜岡賢次さん的に描くと。横で悶える仁、みたいなね。頭に描いたのがソレだから、みんなが笑わないのに納得いかない。それでも、独りホールを回りながら思い出し笑いしてましたけどね。
 この温度差ってやつ。僕がまだここに慣れていない証かもしれません。僕よく考えるのが、初対面の人と話す時は、ラジオで周波数を探してる時の感じに似てる。まるでラジオをイジリながら、FM福岡に周波数を合わすように、ぎこちなく合わし合わされ探りあい。それで、人によって周波数を変えつつ、話題やレヴェルをみつけていく。でも結局はピッタリ合うことはなく、薄っすら聴こえるノイズ音。AMくらいです。自分ではもう結構パチ屋では周波数合ってると思ってたんですが、まだ何十ヘルツかずれてるんですかねー。ってもう後一ヶ月の付き合いですけど。何だかんだ言って、悪い出会いばかりでもないし、別れる時は何本か後ろ髪を引かれるんでしょうかねー。やりたい事やるためだから仕方ないです。
 今日はこんなこと書く予定ではなかったんですが、長くなったんで終わりです。明日もきっと書きます。